2017年12月2日 (仮訳)韓国産の菌生息性子嚢菌の属、Hypomyces属 Kim, M-K., Ahn, C-R. & Kim, C-M. 2017. The Fungicolous Ascomycetes Genus Hypomyces in Korea. Mycobiology. Available at: https://synapse.koreamed.org/search.php?where=aview&id=10.5941/MYCO.2017.45.3.209&code=0184MB&vmode=FULL [Accessed December 2, 2017]. 【R3-04629】2017/12/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国からHypomyces luteovirensおよびH. tubariicolaを報告した。 両種は江原道においてベニタケ属菌の子実体、慶尚北道においてチャヒラタケ属菌の子実体にそれぞれ生じた。 韓国産の本属菌としては従来H. chrysospermusのみが知られており、これら2種は韓国新産種として報告された。 (韓国新産種) Hypomyces luteovirens (Fr.) Tul. & C. Tul. アオノキノコヤドリタケ 【よく似た種との区別】 Hypomyces chrysospermus(アワタケヤドリタケ) 韓国に分布する 本種と異なりベニタケ科ではなくイグチ類などを宿主とする 本種と異なり子実体形成菌糸層が初め白色、のちに帯黄色、明黄色、帯黄緑色、暗緑色から最終的に帯黒緑色になるのではなく黄金色~帯赤褐色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (韓国新産種) Hypomyces tubariicola (W. Gams) Zare & W. Gams 【よく似た種との区別】 Hypomyces tremellicola ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種と培養下におけるテレオモルフ形成の有無が異なる 本種と分生子のサイズが異なる 本種とコロニーの色が異なる 本種と生長速度が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される